LS&TK's SE Life Log

SE備忘録

スクラム: 少数精鋭のワークスタイルフレームワーク

はじめに

今現場で採用している、開発手法「スクラム」について簡単にまとめました。

スクラム

アジャイル開発において、チームで仕事を進めるためのフレームワーク
人数は3~10人の小規模グループで動く。チーム全体のセルフマネジメントがキーとなる。

ロール

プロダクト・オーナー

プロダクト・バックログの作成と優先順位付けの最終責任者。 チームが生み出す成果物(プロダクト)の方向性を決める「舵取り役」。 指示をだすというよりかは方向性を決めて情報提供を行う。

スクラムマスター

チームの仕事の状況の確認役。 作業のあらゆる障害を洗い出し、対策を促すドクターのような存在。 対策の実施はスクラムマスターのみでなくチームで実施する。

2つのバックログ

プロダクト・バックログ

機能や技術的改善要素に優先順位をつけて記述したもの。 ステークホルダ全員が参照し、プロダクトのリアルタイムな状況把握を可能にする。 「誰のために」「何のために」「それを実現するのか」について合意を取りながら進み、 仕様変更の際にはなぜその変更が必要なのかを理解しやすくなる。

スプリント・バックログ

チームのタスクリスト。チームのスキル全体を駆使してスプリント期間(1~4weeks)内に タスクを終わらせることが現実的かをベースにリストを作成する。 進捗の確認にはデイリースクラム(朝会)を開き、下記3点で進捗を確認する。

  • 昨日やったこと
  • 今日やること
  • 障害になっていること

タスクボード

バックログを視覚化したもの。下記3点を管理する。

  • ToDo(これからやること)
  • InProgress(着手していること)
  • Done(完了したこと)

付箋やらRedmineやらを利用して視覚化するとよい。付箋で電子媒体等が使えない場合も見えるような形にするのが最適である。

5分で分かる、「スクラム」の基本まとめ http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1208/07/news128.html